人生

やっていきましょう

426日目

思考の情報量を減らしながら作業に取り組んでいる。以前よりも作業の回りがよく、やはり目的設定を前提とした思考の方が使い勝手が良い。

余裕をもって作業に取り組んでいるので、以前よりも問題点も見えやすくなっている。今日は作業の遅れとなる原因を2つ特定した。1つは台詞づくり、もうひとつは直観に翻弄されるということ。

台詞づくりは初めに思いつく膨大な情報をひとつの会話に適した台詞に落とし込むことができていないということ、また直感に翻弄されるというのは、要するに作っているうちに新たなアイデアが湧いてきてそれを形にしたいという衝動に流されて本筋を見失うということだ。この2点を解消するために、少しだけ提案をする。

台詞に関しては優先順位をはっきりさせたい。まずはとにかく完成させることを優先させる。台詞の読みやすさを意識するのは二の次だ。そのため、運よくその場でうまい台詞が思いついたのでない限り、あるいは改善すべき点が明確である場合を除き、台詞の改善は後回しにする。

直感に流されるという問題についても優先順位をはっきりさせる。完成させるということが第一であり、基本的に思いつきのアイデアを手当たり次第に生かす必要はないと判断する。とはいえアイデアの特質上、思いついたうちが最も生き生きしているというのは自分でもよく分かっている。だから直感的に浮かんできた良いアイデアは、全体像を明確に理解できてかつその作業が短期間のうち(たとえば1日)に実現可能であると判断できたモノのみを採用する。それ以外は後にまわす。アイデアは忘れるかもしれないが、大抵はそれでいいと判断する。もしどうしても必要なアイデアは逐次メモに残しておく。

 もちろんこれらが作品に資する正しい態度だとは思わないが、完成させると言って5年経っているという事実がすべてを物語っている。もはや完成を意識しなければ10年経っても終わらないということは目に見えている。だから完成させる。これ以上やる気のない作業に気を煩わされたくはない。