人生

やっていきましょう

456日目

意識の焦点を定めるためには、不安要素を極力排除する必要がある。自分にとって意思決定の不安要素となるものは他者であり、そのため他者を排除する必要がある。

他者と決別する。他人の都合で生きることをやめる。世間のいかなる情報にもむやみに迎合することをやめる。世間に振り回されて良いことは何ひとつない。他人とは距離を取る。いかなる決定もまずは自分の意思と判断を介入させる。他人に依存しない自分都合の聖域を作る。

自分は自分の都合で生きる。しかしその代償として他人が他人の都合で生きることを認めなければならない。世間や他人が自分の都合に合わないことに怒りを感じるのは、自分が彼らに価値判断を依存しているからである。精神的安定のライフラインを他者に握らせているから、自分の不利な状況にいちいち振り回されることになる。

他者との決別は、自分自身の精神的安定を自分で供給することを意味する。そしてそれは、他人を個として見る健全な態度を持つことでもある。自分の精神的基盤が独立していれば、他者と距離を取りつつ対等な関係を築くことができる。気が合えば協力し、気が合わなければ離れる。世間に対して自由意思を放棄し精神を依存させているから、自分が惨めになりながらもその場に残り続けることになる。

世間と自分を切り離す。自分に不都合な要素は極力排除する。当然ある程度は理解を示す。だがそれ以上は諦める。