人生

やっていきましょう

474日目

サブイベントの制作が終わり、メインイベントの修正に着手し始めた。メインとなるストーリーは既に完成していたが、部分的な面で粗を残していた。一度出来上がっているものをはじめからプレーをしてみて、どこに問題があるかを確認する作業に取り組む。ここで見つかった粗は忘れないようにメモに記しておき、列挙した部分の修正以上の修正は行わないことにした。

今日は冒頭部の修正を取り組んだ。部分的な課題は多く見つかったが、推敲を重ねていた部分はそれほど大きく変える必要がないと判断した。問題は推敲がまったくされていない部分で、ほとんど見るに堪えないものだった。プレーをしていて明らかに不快になった。今日はそのことについて少し書く。

一言でいえばプレイヤーのことをまったく考えていない設計になっている。とくに台詞において顕著だが、作者である自分が場面を好き勝手壊したいという衝動を常に優先してしまい、ストーリーがどういうものかが分かりづらくなっている。結果、(当時の)作者だけが楽しんでいて、プレイヤーは置き去りにされた状態になり、つまらないものになってしまっている。

またギャグもギャグで面白いものかといえばそうでもなく、幾分スノッブな動機から作者自身が個人的に面白がっているだけで、プレイヤーを笑わせようとしていないことがよく分かる。端的に言えば自己中心的でありだからこそ見ていて不快になる。

こうした自分の満足しか見えていない部分を修正し、作品として最低限人が見ることができるものに変えていく。とはいえ入念に検討していたのでは永遠に終わらない。ある程度の妥協は仕方がないものとして、それでも看過できないものに限って修正する。