人生

やっていきましょう

981日目

葦名弦一郎を倒した。これまで戦ってきたボスの中で最も難しいボスだった。高い火力はもちろんのこと移動能力も機敏であり、特に弓の速射には初動の隙がなく対処に苦労させられた。また2度忍殺した後に第二形態が現れ、回復薬が尽きた状態で何度も戦わなければならなかった。

それでもこのボスには理不尽さがなく、しっかりと技を見極めて隙を打ち込み被弾を避ければ、回復を4,3残した状態で第二形態に臨むことができるようになっている。現に自分が倒した時はそうなった。この時重要だと思ったのは回復が多く残ったからといって臆病にならないことだ。この回復薬を生存のためではなく、むしろ相手の攻撃パターンとその対処法の試行錯誤に投じる必要がある。怯えていると敵の動きが分からなくなり、ひたすら逃げたり防ぐだけで回復薬を無駄に消費してしまう。そうではなく、第二形態から増えた技に対処できるまで惜しみなく戦い技の研究を行なった方が良い。まぼろしお蝶の時にはその辺りがあまり理解できていなかったが、葦名弦一郎との戦いでその重要性をはっきりと理解した。

sekiroは一見理不尽に見えるが、思考停止で剣を振り回す技が通用しないだけで、実は行動が(複雑だが)パターン化されており、その対処を焦らず辛抱強く忠実に行っていれば勝てるようになっている。まぼろしお蝶や鬼庭刑部正孝、あるいは数々の中ボスたちとの戦いからこの確信を得た。そしてそれが自分の自信となり、戦闘で怯むことを確実に抑えている。

葦名弦一郎を倒せたのは偶然ではなく、過去の戦闘経験からsekiroの根幹となる戦い方をより深く理解したからである。そして今回新たなボスを倒したことにより、またひとつ自分が強くなった。