人生

やっていきましょう

1160日目

ひとつの手間を惜しまないこと。何か新しいことを始めようとする時、それまでの惰性を一旦取り壊し新たに行動を企画しなければならなくなる。それを面倒に感じてしまって、思考に上がってきた瞬間、反射的にそれを追い払おうとする傾向が自分にはある。

この傾向が今後も続くようであれば、自分は面倒ごとを一切避けようとして、新しい企画を立てるよりも従来の慣習を惰性で維持するようになるだろう。もちろんなんでも取り壊せばいいというものでもないが、今の自分にとっては維持するべきもの以上に改善すべきものの方が多い。

まずは目の前の問題から目を背けないこと。問題に直面した時、何をどうすればいいか瞬時に判断する必要がある。それが可能な問題は一連の手順を学習、記憶し、道具のようにいつでも取り出せるようにする。そうでない問題、つまり現時点で答えに至るまでの道筋が容易に再現できないような問題は、一旦保留にするか、部分的に解決できるものは解決する。

重要なのは、惰性を抜きにしてその問題が解決可能かどうかを常に判断できるようにしておくことだ。例えば今の自分はまったく無知であっても、ネットで調べて解決できるものであれば、それは解決可能なものとして判断する。一方で自分の能力では解決できない問題は、意地を張らずに解決できないことを受け入れる。

解決できるものを謙遜から解決できないと誤認したり、また解決できない問題を無理して解決しようとすると、自分がどこまでできてどこまでできないかが分からなくなる。そうなると努力は空回りしやすくなる。

自分に可能か可能でないかの判断がついたら、出来るだけ面倒を理由に拒絶しないようにする。自分が何かに取り組まない理由は、金銭的な理由や体力的な理由、もしくは解決困難な具体的な理由であるべきであって、何となく面倒だ、気分が乗らないという理由で拒絶すべきではない。

確かに調子の悪い時は自分にもあるが、自分が言いたいのは何でも面倒ごとを反射的に避けてはならないということである。多少の面倒であれば誘惑を打ち払って取り組む。そうした習慣が身についていないと、自分は何も新しいことができなくなってしまう。

まずは小さいことでもいいから、自分が面倒だと思うことを率先して取り組む。ただし無理はしない。ちょっとした面倒を消化していくところから始める。