人生

やっていきましょう

1230日目

心が不安定になることが増えた。そのたびに自分の不安の根源を言語化し、自分と切り離してとらえることで冷静さを取り戻してきた。だがそれは不安を言葉で覆い隠しただけであり、依然として自分の中には残り続けている。

いま自分が感じている不安のひとつは、自分にあるべき場所が存在しないということである。自分は自殺をしないと宣言した。しかし本来から言えば、自分は自殺をして当然の人間である。今を生きようとする人間よりも、今すぐ窓から飛び降りようとする人間の方が親近感を覚える。考え方がおおむね似ているからだろう。

自分が死んで当然の人間であるにもかかわらず、死への恐怖ゆえか、やせ我慢か、いずれかの理由によってなぜか自分は生きている。その点で自分は多くの生きる人間たちに対して異邦の存在である。自分はどこにも所属することなく各地を転々とする旅人のような人間である。そうした人間は、自分が何者であるかを考えるときに、土地や所属を引き合いに出すことができない。

自分は自分の現況を肯定できる一切の理由がない。だから不安になる。自分の生存理由は消極的なもの以外にない。たとえばゲームが完成していないから。自分の義務としてゲームの完成は必須である。あるいは自殺を肯定する理由が見つからないから。自殺に救いはない。ゆえに死すべき理由もない。