人生

やっていきましょう

1266日目

絶対に失敗してはならないという枷が、自分の人生を転落へと導いた。深い傷を残し、いまだに立ち上がれない。

自分が失敗できなかったのは、自分が世間から歓迎される人間ではなかったからだ。自分がそこに存在して良い理由を得るためには、失敗しない、迷惑をかけないことが最優先だった。

自分は失敗すべきだった。人の歓迎を期待すべきでなかった。泥臭く地を這い、己の課題だけを見つめるべきだった。失敗できずに一歩も進めぬまま、恐怖だけが大きくなって結局何もできずに終わる。そうなってからはじめて、自分の人生の過ちに気づいた。

誰が何を言おうと、誰かにどう思われようと、自分は進んで失敗すべきだった。失敗は自尊心を攻撃する材料ではない。失敗はそのまま課題となる。