人生

やっていきましょう

先日MMORPGで古い知り合いと会った。初めは誰だか気づかなかったが、4年前に知り合っていつしか失踪した知り合いだということを思い出した。当時いきなりフレンドを切られ対面したら避けられたという記憶がありその時は幾分ショックを受けていた(自分がその引き金になったかもしれないと自責していた)が、本人によると精神状態が不安定でフレンドを全消ししてしまったらしい。そのことを今日知った。

4年前の記憶はほとんど覚えていなかったが、話していくうちに段々と当時の記憶が蘇ってきた。彼が言うには当時と比べて自分は変わったようだ。確かに自分は変わった。しかし自身の自覚以上に、他人から見れば自分は変わっているのだろう。自分は他人に期待しなくなった。自分を守るために自分の都合を優先させる人間になった。そのことが自分を近寄りがたい人間にしているかもしれない。

自分の印象を言うと、彼はおそらく当時とあまり変わっていないように感じた。おそらく4年前の自分なら意気投合していたような性格だった。だから昔を懐かしむ思いもあるが、2018年以降決定的に変わってしまった自分の性格に合うか分からなかった。何にせよゲームに復帰したということは良いことなので歓迎はするつもりでいる。

ところで自分の知り合いには精神が不安定な人間が多い。精神が不安定だと言うと大体似たり寄ったりなところがあるが、一人一人を注視してみるとそれぞれ違った不安定さがあって面白いと思った。分かりやすい根暗な人間もいれば、明るい人間もいる。神経質な人間もいた。自分の理想の中に閉じこもる人もいる(このタイプは結構見かけるが、それでもその対象は千差万別だ)。ただ自分のような、自己を喪失し意味や価値を見失ったタイプの人間はほとんどいないことに気づいた。全体的に見ればそこそこ居そうなものだが。表に出さないだけだろうか。