人生

やっていきましょう

トイレ、ベッドメイキングを実践的に練習した。メモで覚えたことと実際にやることは少し違うということが分かった。

初めて叱られた。危険な作業をしている時に登山客の買い物のことを優先してしまった。【優先順位】の重要性、今はまず何を優先して行動すべきかということを考えることが大事だと思った。

受付業務に部分的に携わった。昨日よりはここで何をすべきかがはっきりとしてきた。全体の5割は理解したといっていい(残りの半分は完全に他人任せだ)。

今日学んだことは【局所解は必ずしも全体としての解ではない】ということだ。自分にとって最適なやり方であっても、相手や周りの人にはそうではないこともある。これはかなり重要な気づきであると思う。

今日のことについてもそうだ。売店と作業を天秤にかけたとき自分は当然登山客へのサービスを優先する必要があると考えた。しかし管理人によれば自分たちの作業を何よりも優先しなければならないということらしい。この事情についていくらかの反論はできるだろう。しかし自分の浅はかな頭で考えた反論など、所詮は表面的なものでしかない。

今思えば3つの点で今日の作業を優先すべき理由がわかる。まず第一に今日の作業は危険を伴うものだった。したがって互いの連携が何よりも重要であり、本来いるべきはずの自分がいなければ他のスタッフにその負担がかかることになる。これがどうでもいい作業であれば売店を優先することもできた。しかしそれでも売店は優先順位としては低い。

これが二つ目の理由だ。自分にとって売店業務は自分が貢献できる唯一の作業であるから、とにかく貢献しようとして優先順位が高くなってしまっていた。しかし考えてみれば、登山客はこちらの事情などお構いなしに売店に立ち寄ってくる。不確定要素があまりに多い。状況をコントロールするためには対処できるところを確実に対処する必要がある。局所解は必ずしも全体としての解ではない。自分ができることで貢献したいと思うのではなく、自分の考えや行動が全体にどのような影響を及ぼしうるかを常に考える必要がある。

三つ目はこの山小屋は売店がメインではないということだ。ここでの宿泊料金が1万何千円であるのに対し、ペットボトル500mlは数百円程度でしかない。全体の運営という視点からすれば、売店は小遣い稼ぎ程度でしかない。

このような理由から自身の優先順位を否定できる。労働とは、自身の優先順位や都合を少しばかり(しかし自分が壊れない程度に)全体の優先順位に擦り合わせていくことだ。自分都合で何でも考えてきた自分にとってこれはとても難しいことだが、少しずつこの環境に合わせていこうと思う。

体調はかなり良くなった。頭痛やめまいは減った。