人生

やっていきましょう

自分の創作は思いつきのプロットの連続であるという問題はもっと注意深く考えてもいいと思う。果たしてこれは独創的なのか。

長い時間自分の作品と向き合っているからそう感じないだけかもしれないが、作品をよく見てみるとどこかありきたりな感じがする。

それで面白いならまだ良いが、おそらく話がつまらない原因がそこにある。自分の連想は妥当なものであって突飛ではない。

例えば今すぐ主人公が旅の目的を放棄して山に籠ってもいいはずである。そうしないのはこれまでの積み重ねを考えてそうするはずがないからである。もし無理矢理そうすればそれはそれで違和感が生まれる。

筋を通すことと、突飛な発想を話に盛り込むことの間をうまく渡り歩くことが面白さに繋がる。ただ自分は筋を通すことに意識が向きすぎる。自分の強すぎる警戒心は同等の逸脱意欲があって初めて成立する。直感に反するが、展開が行き詰まっている時は警戒を緩め、敢えて逸脱を試みることが大事な気がする。