人生

やっていきましょう

この数日間は本当に最悪だったが、ようやく自分の納得できるプロットが完成した。

自分が行き詰っていた原因は作った断片をすべて生かそうとしていたことだった。それらすべてを白紙に戻す覚悟でもう一度ストーリーを考え直した。

展開を考え直す上で、自分がいま何に行き詰っているのかをできるだけ明確に書き出すことにした。何かの壁があって話がうまく進まないのであって、その壁を取り払うことができればおおよその問題は解決する。

問題がいくつもあって複雑に絡み合い、何がなんだか分からないという状態が自分を混乱に導いていた。そのひとつひとつを紐解いていくことで、自分が注目すべき問題だけを考えることができた。

今回の問題はキャラクターの動機をちゃんと設定できていなかったことだ。なぜそうなったのかと言えば、その動機を抱くまでの経緯を何も考えていなかったからだ。だから一度、動機の設定に失敗したキャラクターの動向を考え直すことにした。

次に問題だったのは、その動機(目的)を達成するための手段が適切なものではなかったということだ。ここで言う適切というのは正しいか正しくないかということではなく、手段として妥当であるかどうかということである。例えばAを探すと言いながら実は頭の中でBを探していたりする場合である。こうした演出は時に作り手自身の混乱を招く。扱いが難しいなら一度に混ぜようとするのではなく、Aを探している時はAに、Bを探している時はBに注目したほうがいい。