人生

やっていきましょう

自分の苦しみが誰にも理解されないと悩み苦しむ時期は過ぎた。今はただ、自分の絶望が誰かの害にならず、また同じ悩みを誰かが抱くことがないことを祈りながら、静かに破滅を迎え入れる。

人間のまっとうな幸せをその人が正しく享受できることを祈っている。そして自分と同じ不幸が二度と起こらないことを願いたい。自分は既に手遅れだから、せめて誰かは救われてほしい。

不幸に苦しむ人間がいる。聖職者ではないから、彼らに語るべき慰めを自分は持たない。他者の苦しみを前にして、自分はただ沈黙する。語るべき言葉が見つからない。

自分は消える。だが自殺をする必要はない。自分は今まさに自殺している。物理的に切断するというのは安易なやり方だ。自分は緩やかな死に忍耐強い。