人生

やっていきましょう

13日目

久々に正気に戻った。今までは酒に溺れてゆめうつつの状態だったが、ふと酔いが覚めた、そんな感じだ。実際は酒でなく映画とゲーム、そして読書だったけれど。

没頭している時は気がつかなかったが、自分はとんでもないポジティブ思考になっていた。つまり映画をみること、ゲームで遊ぶこと、読書をすることが自分の人生を好転させ、この部屋の外に連れ出してくれるという思い込みだ。とんでもないことだ。たしかに自尊心の肥やしにはなるだろうが、それまでだ。外に出てリスクを背負って何かをするより部屋で映画やゲーム、読書をした方がいい。そういう考えが強化されるばかりだ。自分は明らかに世の自宅警備員と同じ発想に到達しつつある。しかし本当の意味で自分はそうしたい訳ではない。

自分の人生の目標は映画やゲーム、読書をすることではない。それらを肥やしにして何か別の、自分にしかできないことをしたいのだ。娯楽はそのための手段であって目的ではない。自分はこんな現状にいつまでもしがみついているつもりはない。...これも自宅警備員にはよく見られる反抗意識だ。だが、もしそうなら次に来る言葉は明白だ。「だから自分は他のニート連中とは違う。抜け出そうと思っているんだからな。抜け出せるきっかけさえあればいつだって抜け出してやるさ。でもそれがない。だから抜け出さない・・・」

改めていうまでもないが、思うだけで実行しないというのでは意味がない。どんなに小さな事でも実行していく必要がある。そして実行を習慣づける必要がある。この記録、この習慣を始めた理由は、決断と実行を可能な範囲で広げていくことだ。そして願わくば自分の人生に全力投球できる方向性を見いだし、その実現のために外に出ることだ。それを忘れてはならない。実行を伴わない思いつきでは意味がない。