人生

やっていきましょう

499日目

Go to Eatキャンペーンを利用したくら寿司の無限利用が「無限くら寿司」として話題になっている。初期費用を除き以後同額分の食費が浮くということで先日利用を試みた。

簡単な仕組みを説明すると、予約サイトで店を予約したあとに一人当たり1000円以上の食事を行うとそのまま一人当たり1000円分のポイントが戻ってくるというものである(ランチ時間は500円)。例えば3人でくら寿司を予約した場合、全体で3000円以上の食事をするとそのまま3000円分のポイントが予約サイトのアカウントに振り込まれるという仕組みだ。

無限というのはこのポイント分の料金をそのままポイントで支払うことで次回以降料金がかからないで済むということ、更にその支払ったポイント分のポイントが再び振り込まれるということが組み合わさることにより、半永久的にくら寿司の無銭飲食が可能になることを意味している。詳しくは下記の公式サイトに書かれている。

www.kurasushi.co.jp

 

今回「無限くら寿司」を利用するにあたって少し考えることがあった。それは自分が情報に素早く反応することができなかったということだ。

この情報を初めて目にしたとき、自分は「よく分からないから」という理由で避けようとしていた。今まで予約サイトを利用したことがなかったため予約が適切に行えるか不安だったこと、レシートを写真で読み込むとあるが本当にうまく読み込めるのかが不安だったということ、もし手違いで料金分のポイントがもらえなかったらと考えるのが不安だったことなど、これらの懸念を総括して「よく分からない」ものとして片づけ、情報と向き合うことを避けようとしていた。

だが今回はこう考えることにした。失敗したところで失われるのはたかだか数千円程度である。万が一失敗した時はその失敗から学べばいいのであり、全ての失敗を回避する必要はない。もちろん情報を正確に読もうとすることは言うまでもないが、準備をして確かな根拠を得たのであれば行動を臆する必要はない。

この判断は正しかった。予約サイトでは自分のアカウントを登録することができ、地元のくら寿司に予約をすることができ、一人当たり1000円分の食事を摂り、会計でレシートを貰い、レシートを写真で取ってアップロードした後、3,40分後にはポイントが振り込まれていた。自分の不安がほとんどすべて杞憂であったことが確認された。

ここまで仰々しく述べてきたが、そこまで深刻なことではない。リスクは少なく、信頼できる情報源が複数存在する。適切な判断ができれば誰でもできるような作業だ。ただ一点、今まで触れたことのないものであるということが不安であったにすぎない。それなのにここまで恐れているのは明らかな過剰である。

今日自分は、自らの不安が極端に歪んだ認知を生み出しているという可能性に気づいた。不安によって自分はできることでもできないと思い込んでしまい、そのまま行動に繋げることができていなかった。これはくら寿司に限らず、あらゆることにも言えることだ。自分が今まで不可能だと思い込んでいたいくつかのことは実は不安がそう見させているだけであって、現実的な判断においては可能であると言えるものが確かに存在する。今回の一件もそのひとつだ。

不当に憶病になることは避けたい。できることはできると自分に認める必要がある。一連のやり取りをすべて把握したので、次回以降「無限くら寿司」の作業は問題なくできる。これはやはり小さな自信であると言わざるを得ない。今回自分は今までの認識で言う「よく分からないもの」の中から「できるもの」を見つけ出し行動に繋げたという実績を得た。今後も出来るものを見つけ出し、進んで自分のものにしていきたい。