人生

やっていきましょう

723日目

自分が惨めになる時がある。自分の欠陥と失敗の連続の末に今の自分があると考えると、自分という人間は生きていても仕方がないと思ってしまう。

改めて思うが自分という人間が生きていることを肯定する理由は何ひとつない。自分は誰かのために生きているわけでもなく、誰かが自分に生きることを期待しているわけでもない。単に自分の我儘でしばらく生きているにすぎない。

だからもし自分が何か苦しい思いをしたとき、例えば自分が惨めになったとき、自分が死ぬことに歯止めをかけるものがない。何かの気の迷いで突発的に死を選ぶかもしれない。そのことを自分は恐れている。自分の意志の弱さゆえに、自分の心の脆さゆえに、自分は自分を殺しかねない。

自分は生きることをまだ諦めたくはない。しかし生きようとすればただ重く苦しい現実が自分にのしかかる。自分にはその重圧に立ち向かう勇気がない。

自分は死を思い止まる理由が欲しい。自分を生に繋ぎとめ、自殺を回避する強力な何かが。しかしそんなものはどこにもない。自分がただ生きるという選択を取り続けること、それができるほどに自分が強くなるということでしか、自分は生きることができない。