人生

やっていきましょう

921日目

記録と創作は重なるところもあるが、想像力をより働かせるという点で後者は前者と異なっている。ブログはただ体験したこと、感じたことを書けば良いが、創作は元より存在しない何かについて考え、それらを演出しなければならない。想像力の枯渇こそが創作にとっては致命的である。

創作を続けていると、突然自分がクソの山を築いていることに気づかされる。自分が作っているのは大して面白くもない茶番であり、徒に時間だけを費やしたゴミでしかない。これは自暴自棄になってそう言っているわけではない。本当に価値を見出せないのだ。

それは自分が想像力が枯渇していることが一因でもある。自分のアイデアがどう考えてもつまらなく、ストーリーを苦し紛れに延長している。そのことに気づいた時、すべてを投げ出して一刻も早くこんな時間の無駄を終わらせたいという思いに駆られる。

自分は創作に向いた人間ではない。演出によって他人を楽しませる才能が自分にはない。自分が思ったことをただ一方的に吐いているだけの方が性に合っている。それすらもゴミ同然だが、苦し紛れの茶番に比べればまだマシである。少なくともこちらには本心が宿っている。

とにかく今は計画に従って無心に演出を作っている。早い終わってくれることを願いながら、つまらないネタを挟んで自分でも笑えないギャグで笑いを取ろうとしている。

しかしそれでは駄目なのだと思う。本当はまず自分が楽しまなければならないのだ。自分がつまらないと思って作った作品は後から見てもほとんどつまらない。自分が面白い作品を作ろうとしなければ作る意味など無いわけで、それこそ時間の無駄でしかない。