人生

やっていきましょう

インディジョーンズの映画が公開されたので、観に行くために今までの作品を予習した。クリスタルスカルの王国だけは観ていたので、それより前の3作品を一気に見ることにした。

作品はどれも面白く飽きることがなかった。40年以上前の作品だが、まったく古さを感じるところがなかった。クリスタルスカルでは展開が非現実的だという批判があって気になっていたが、全作品の展開が大体非現実的だったのでどうでも良かった。

観ながら思ったことだが、これらの作品の一番の面白さはアクションではなく、笑いにあった。例えばこれは2作目だと思ったが、敵対勢力の1人が怯えて逃げてインディがニヤニヤする次の瞬間、何十人もの追手を連れてきて戻って来るシーンや、足を火傷して水をくれと騒ぎ立てるインディの前に洪水が流れ込んできて「水だ‼️」と騒いで逃げるシーンなどがあり、自分の中で笑いが絶えなかった。

しかし自分は一方でこれらを観ながらイライラしていた。というのも自分がこれらの作品から何かを学ぼうとして観ていたからだ。こうした姿勢で観ている自分が嫌いだった。笑えるシーンで心から笑えなかった。

これはこういうパターンで笑いを発生させているということを常に考えてしまい、映画に没入できない自分にイラついた。そういう視点で観るのが嫌だったので、途中から何も考えずに観た。

とはいえ、この映画を観て自分の笑いの解像度の低さを自覚してしまった。自分の作品の中の笑い要素があまりに稚拙で、少し恥ずかしくなった。こういうことを考えると余計に学びたくなるのでまた気分が悪くなる。