人生

やっていきましょう

162日目

朝が一番問題だと思う。朝起きた時、今日は何をしようと思えていない。起きた瞬間に惰性が始まる。その惰性がいつ終わるかはその日の気分による。夜まで惰性が続いていることもある。そういう日は無駄だったと思う。

ふと気が付いてからが短い。そこから何をしようにも、1日はもう終わりかけている。反省して、明日はこうしようと思う。記録にもそう書いている。だが明日になると、また惰性の朝が来る。そして気が付いた頃には夜になっている。

何か目標を持っていた時、自分の生活に惰性が入る余地がなかった。たとえばTOEICの勉強をしていた時、朝起きてすぐに図書館に行って、そこから5時間は勉強していた。少なくとも今よりは有意義な時間の使い方をしていた。今は何もない。何もないまま夜になる。

恥を忍んで忠実に描写すると、自分の内心では次のようなことが起きている。今の自分は不安になることが少なくなった。ある程度前向きに物事が取り組めるようになっている。いくつかの範囲では、自分で企画を立てて実行できている。4月の自分にできなかったことが今できるようになっている。少し自信がついている。だがそこで満足している。僅かな安定を得られたことで、自分はそれでもういいやと思ってしまっている。前進する動機を急速に失っている。安定を維持したいと思い始めている。

明らかにこの考えでは未来がない。自分はもともと人に合わせて生きてきたような人間だ。自分のやりたいことに率直に生きるようなことに慣れていない。だから自分を受け入れる壁が高い。自分に素直になることができない。だからそんな壁を超えるよりも、今の現状でもいいのではないか、そう思ってしまう。わざわざ痛い目を見ないでも、慎ましい生活の中の安定に満足することはできる。そして現に今満足している。このままでもいいのではないかと思ってしまう。

それではいけない。誰も何も言わないし、そうあることを望んでいないのだから、自分でそう言い聞かせるしかない。自分が自分で決めて進むしかない。だからある程度この安定に満足したら、次は崩さなければならない。安定を捨てて、壁に向かって挑戦しに行く必要がある。

そのために何をしようと考えていた。だが最近まで何も思いつかなかった。そこで今ひとつ決断したことがある。読みかけの借りた本を絶対に最後まで読む。今週までに読む。その目標のために明日を生きたいと思う。

これをするとどうなるのか。次の一冊も最後まで読もうと思えるようになる。今まで自分は途中まで読んで本を投げ出したが、これからは一冊読めたという自信につながる。さっそく明日は図書館に行くことにした。そしてできればその日のうちに読んで返したいと思う。